日本が誇るボクサー井岡一翔選手のスーパーフライ級2団体統一戦が日曜に行われた。賭けの倍率ではほんの少しだけ井岡選手有利になっていた。
試合前は井岡選手は静かな感じ。相手のマルチネス選手はとにかく明るかった。公開練習も軽量も入場も明るく緊張している感じもなかった。
無敗で強打のインファイターであるマルティネス選手を井岡選手が超絶技巧でどう封じ込めていくのか?というのが勝敗を分けると思われた。
いざ試合が始まると全弾全力で売ってくるマルティネス選手の連打にことごとく捕まった。たまに入る反撃のボディーブローはあったものの、試合が終わるまで井岡選手はこのボディーしか有効打がなかったように思える。
反対にマルティネス選手は真下からの見えづらいアッパーで再三井岡選手の顔を跳ね上げ、そこから打ち下ろしの右がまた見えない角度から落ちてくる。そして連打は意外とコンパクトだった。そしてうち疲れると離れて休む。休んでいるところを井岡選手は打とうとするが届かない。
ディフェンス技術に定評のある井岡選手に対しクリーンヒットを当て続け、相手には攻めさせない。パワー、スタミナ、スピードのみならず技術も駆け引きも相手が上だった。
判定は1人が全ラウンドをマルティネス選手に付ける完全敗北だった。
今は1つの階級に4つのベルトがあり同じチャンピオンでもレベルはかなり違っていたりする。
今回のように近年はベルトを統一していくトレンドがあるので今後もチャンピオンの中での本当の実力者だけが生き残る時代に入っている。
同じスーパーフライ級には世界的スーパースターのジェシー・ロドリゲス選手もいる。
この流れならどっちが強いのか見られる日もそう遠くないのかもしれない。
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