かなり久々に小説を読んだ。
「ノートルダム・ド・パリ」。
ディズニー映画にもなっているものの、映画は見たことがない。知らないながらも何となく「せむし男」が主人公のお話なんだろうと思っていた。
ところが何人か奇形の鐘撞き男のカジモド以外にも登場人物はいるけれど、特に誰が主人公という感じもしない悲劇。
山羊を連れたジプシーの美少女がいて、ノートルダムの副司教が惚れる。そこで使用人のカジモドに娘をさらうように指示して失敗。カジモドは鞭打ちの刑。打ちひしがれたカジモドに娘が水を上げて好意を抱く。娘は警備兵の体調に片思い。この片思いが色々な悲劇につながる。
なんやかんやで副司教が暗躍して娘の絞首刑が決まる。カジモドが助ける。カジモド色々と頑張って大勢と戦う。その間に副司教が娘を連れだす。娘は生き別れた母親と再会して匿って貰うも穴から隊長の名を呼んで捕まり絞首刑。
絞首刑をノートルダムで観ていた副司教が喜んで笑う。その笑いを見たカジモドが激怒して塔から突き落とす。育ての親と好意をもっていた娘が二人とも死んで絶望して娘の墓でカジモドも死ぬ。
と、大体こんな話だった。
何とも救いのない物語。イケメンの隊長だけ何事もなかったかのように婚約者と結婚して幸せに過ごすだろうけれど、それ以外の登場人物は全員死ぬか不幸になる話だった。
ちょっと思ってたのと違った。
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