秋になると柿が出てきて嬉しい。

果物としてはあまり人気のない柿。

味は美味しいと思うけれど、熟しすぎた時に食べ方に困る。
固いうちはリンゴの様に皮をむいて食べればいいけれど、熟しすぎると皮の内側が固体からドンドン液体に変わっていく。そして段々と形を保てなくなっていく。

頑張って皮をむいてみるとボタボタ中身が崩れていく。結局そこからかぶりついて中を吸ってみたりするけれど、何だか美味しく感じない食べ方だ。

上手い食べ方を考えているとピコーンと思いつく。
半分、あるいはやや固体の状態が残っているなら4分の1に切ってスプーンですくって食べればいい!

やってみると案外形は崩れない。
スプーンでもすくえる。

皮をむこうとして崩れゆく柿の場合はこぼさないように急いでかぶりつくので落ち着かないけれど、この方法なら優雅に食べられる。

これでこの秋は食べ時を過ぎた柿も怖くない。