ついこの間ネリ選手との防衛戦をしたような感覚ではあるけれど、もう次戦のドヘニー戦まで2週間を切っている。あっという間に井上選手の公開練習まで来てしまった。
スーパーバンタム級も4試合目で身体もこの階級に馴染んできているように見える。明らかにバンタム級時代よりもゴツくなっている。
普通は自分の体格を有効に生かすために減量でギリギリまで体重を落とすものだけれど、井上選手は相手がいなくなって階級を上げてきているので以前よりも筋肉を残した状態で計量台に乗ることができる。
普通はパンチ力に影響する背中や肩の筋肉を残してそれ以外は絞る。しかし井上選手は脚に筋肉をかなり残している。パンチの土台でありフットワークの要であり、打ち合い時に身体を支える基礎構造にもなる。
あまり典型的なボクサーではいないけれど、マイク・タイソンは脚が太かったのを覚えている。
なので井上選手を見るとマイク・タイソンを連想するようになった。
今や世界中のボクシングの顔ながら、下の階級からは中谷潤人選手が追い上げてきているし、今後さらに階級を上げるとなると明らかに体格で不利な中戦うことを強いられる。
今回のドヘニー選手は計量後に12キロ近く体重を戻せる身体の強さがある。そういう相手にどれだけのパフォーマンスが出来るか?という点で観れば今回も面白いと思う。そして、もし苦戦するようだと大きく評価を落とすような怖さもある。
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