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立つ

立つのは難しい。

理想を言えば骨が上にバランスよく積み上がって、筋力は使わずに立てれば楽に立てるはずだし疲れない。

とはいえ人それぞれ動きに癖があって、それに応じた歪みがあるので立った時に特有の場所に力みが出る。この力みを抜くと立ってられなくなる。

この力みに蓄積で段々と立つのが疲れるようになり、力みの範囲も広がってくる。

中国武術の文化では何十年もかけてバランスよく立てる状態を作る。そして、その立てた感覚を脳にインプットする。そうするとバランスよくを維持したまま歩いたり、技をやったりと省エネで強い状態になる。

理屈で考えるならバランス良くを実現するヒントは、身体の軸に近い筋肉を使って外側をなるべく脱力していくことだろう。立つのも動くのもなるべく最小限の力で行うのが大事になる。