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スワイショウ

2月から毎日スワイショウをする習慣になっている。時間は日によって違うけれど、実験なので5分でもやる。

中国武術の鍛錬法であり、恐らく健康法でもある。
メリットは簡単できつくないことだろう。デメリットは効果が実感しにくいこと。

そもそも何十年もやり続けて気が付くと身体が強くなっているという類のものなので即効性はない。しかもやる人は1日8時間とかやるらしい。いわゆる達人的な人たち。

種類もかなり多いらしいけれど、基本的な身体を左右に捻るスワイショウをしている。

やっていると初めは何も感じなくて遠心力がかかっているなぁ、というくらい。それが何日もやっていると痛いところが出てくるし固い筋肉がポキポキなってくるようになる。感覚的には表面からそれが現れて、何年もやっているとほんの少しづつ身体の深い層が痛むようになっていくのだと感じる。

腰を左右に回す運動ではあるけれど、脚で回している感じの時もあるし、腰で回している感じの時もある、疲れてくると重心の微妙な移動で回している感じの時もある。どれが正しいのかというのも流派によって違うみたいなのだけど、とにかく気にせず毎日やる。

身体の中は液体的でありたいけれど、固まったところはポキポキ鳴り続ける。実際の身体は程度の差こそあれ筋張っていて固いもので張り巡らされている。
身体の固さを毎日思い知らされて、だからこそ何年もやり続ける人たちがいるのだろう。

ただ運動としては息が上がることもなく、今のところ体温が上がることもなく、体力作り的なことは望めない気はしている。強度としては散歩の方が高い。
だからこそ気楽に出来るのだけど、ちょっと惜しい点ではある。