昨夜の井上選手の防衛戦TKO勝利で世界戦の勝利数が23勝に到達したらしい。これで井岡選手と並んでいた22勝の記録を更新して単独1位となった。
この2人の次は14勝の具志堅さんになるので、井上選手もすごいけれど井岡選手も異次元の勝利数を誇っているのが分かる。
また井上選手は世界の記録でも継続中の世界戦連続勝利数というのがあり、ここでは現在23連勝で歴代5位の記録。1位はメイウェザーさんとヘビー級のジョー・ルイスさんの26連続。1位から4位までは既に引退しているので3戦で1位に追いつく。
さて昨夜の試合。
7ラウンド目に突然ドヘニー選手のギックリ腰で終了となってしまったけれど、4ラウンドくらいまでは井上選手はさえなかった。よりパワーがあるドヘニー選手が後ろ重心のアウトボクシングをして、井上選手も無理に踏み込むと一撃で意識を刈り取る強打に晒される。プレッシャーはかけるものの強引にはいけない。いってもほとんどブロックされる。逆に攻めてくるタイミングに合わせたドヘニー選手のパンチの方がクリアに当たっていた印象がある。何となくドヘニー選手にしてやられた感じのまま中盤に入る。ポイントは4ラウンドまでイーブンくらいの印象。
ところが5ラウンド目くらいから井上選手のボディーや小さいストレートが当たり始め、ここからいつもの調子で試合を支配していきそうな感じがあった。ようやくここから山場が出てくるかと思ったところでギックリ腰。ちょっと残念。
ここで終わったので前半の結構井上選手が危ないパンチをもらっていた印象だけ残った。
なので現在世界で2番目に評価されている井上選手としては少し評価を落とすか変わらないか、という感じの試合だった。
何となく負けることはない前提で先の試合や開催地が決められているけれど、やはり危ないパンチはもらうので世界戦26連勝に当たり前に届くとも限らないような気はしている。
とはいえ、とりあえずのところは防衛に成功して次に進めるので良かったと思う。
次はもっと進化した姿でスッキリと結果の出る試合を期待したい。
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