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なんとボクシングの聖典リング誌の最新PFPランキングで井上尚弥選手が2年ぶりに1位に返り咲いた。

2年前はドネア選手を2ラウンドKOした後に1位になったけれど、確か1位の期間は長くなかった。
昨年のフルトン戦の後も返り咲きを期待されたが、その4日後くらいに行われたクロフォード選手とスペンス選手のボクシング界最強決定戦で圧倒的なパフォーマンスを見せたクロフォード選手が持って行った。そして、彼が現役であるうちは1位の座は揺るがないとさえ言われていた。

個人的には今回のネリ戦もパフォーマンスは圧倒的だったものの、1ラウンドでダウンを奪われたので評価を落とす気がしていたので1位はないかと思っていた。リング誌の会合でもギリギリまでクロフォード選手の1位で決まりかけていたらしい。しかし、過去4年の戦績として井上選手が8戦8勝8KOなのに対し、クロフォード選手が4戦4勝4KOと試合数が半分というところが決め手となり1位と2位が入れ替わることになったそうだ。

これで現段階では井上選手が全ボクサーの中でナンバー1というスゴイ状況になった。
今年はウシク選手とフューリー選手のヘビー級全4団体統一戦もあるし、PFPファイター同士で同じロシア人でのライトヘビー級全4団体統一戦もある。そして、今回2位に甘んじたクロフォード選手は8月に自身の4階級制覇をかけたスーパーウェルター級のタイトルマッチもあり、目まぐるしくPFPランキングも変動する可能性が高い。

今名前を挙げたような世界的な怪物ボクサー達を同じ次元に日本の選手がいるというのはとんでもないことだ。大谷翔平選手といい、井上尚弥選手といい、突然変異的に表れた超人的日本人が存在しているいい時代に我々は生きている。