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適応

今は脚がまっすぐスラっと伸びている人は少ない。
O脚が多くて、稀にX脚を見る。まっすぐな人はX脚よりは多いかもしれないけれど、少ない。

それでも皆、立って歩いてと日常生活を送る。
中年期くらいから段々と立って歩いてに問題が出てくる。

若い頃は脚がまっすぐでなくても足首の柔軟性があればそこで調整して問題ないように動く。
次第にこの足の適応能力が下がってくると足裏の特定の部分にだけ負荷がかかって痛くなったり、バランスが悪くなったりしてくる。

根本的には骨盤、股関節に癖がなくてそこからまっすぐ大地に足が下りていれば問題はなくなるのだけれど、長年の使い方で骨盤、股関節が頑固に歪んでいるし、脚の骨が曲がっていたりもする。なので全てをリセットというのはちょっと難易度が高い。

なのでとりあえずは足首が柔らかくなるように回したり、アキレス腱を伸ばしたりすることで適応力を高めるのはオススメ。足自体も大きさの割には数多くの骨で緻密に構成されているので、足自体が柔らかいとそこでも適応力は上がるし足の感度も高まる。

そんなわけで基本的には全身のバランスを改善するのが大事ではあるけれど、まずは足の適応力から高めていくというのは効率が良い。