12月に入ってからは大谷選手がどこのチームに移籍するのかに注目が集まっていた。
ドジャースへの移籍と契約金、あと犬の名前が話題になり普通ならそれで選手は来季を待つものだと思う。
しかし、メジャーリーグに行って世界一の評価を得るまでになった大谷選手だが、勝利や優勝というところからは離れた位置での活躍だったように思う。
ドジャースはこれまで在籍したエンゼルスよりはかなり強いチームではあるけれど、大谷選手は契約金を後払いにしてよりチームを強い布陣にすることまで考えている。
チームの補強に関して良い選手にはビデオメッセージを送ってドジャースに勧誘したり、日本の山本選手の面談に同席したりと自分の持つ実績、人柄を大いに使って「強い」チームというレベルじゃないドリームチームを実現しようとしているようにさえ思える。それだけの求心力を持っていないとこういうことは出来ないし、普通は自分の去就が決まったら個人的に頑張るというくらいの発想しか出ないと思う。
既に世界一の選手で偉大なるベーブ・ルースすら超えてしまっている選手ではあるけれど、来期以降からバスケットボールのマイケル・ジョーダンのような神の領域に足を踏み入れそうな期待感がある。
どこまでも小説や漫画、映画を超えてくる奇跡的な選手を目の当たりにしている。
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