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ドロー

あっという間に年が明けて1月2日になってしまいました。
昨年中はお世話になり、ありがとうございました。
本年も宜しくお願い致します。

昨年末のお楽しみとして井岡選手の2団体統一戦がありました。

スーパーフライ級の4人のチャンピオンの中では一番戦いやすいと思われていたジョシュア・フランコ選手。
蓋を開けてみれば、井岡選手の完璧なディフェンスと見事なカウンターがフランコ選手の圧倒的な手数で相殺されて引き分けとなりました。両者タイトル防衛という結末は珍しい結果だった。

下馬評では井岡選手が勝つと思われていた試合であり、会場に来ていたWBCの王者エストラーダ選手との試合も決まりかけていたところで王座統一が叶わなかった。これで4団体統一の計画はかなり狂ってくるだろうと思う。

序盤の井岡選手のテクニックを観て負けはなさそうだと思っていたところから、さすがフランコ選手もチャンピオンの意地で中盤から手数を増やして挽回してきた。
井上尚弥選手がいとも簡単に4団体統一を成し遂げたので感覚が麻痺していたけれど、チャンピオン同士の試合がそんなに簡単なわけはなかった。

結果は微妙ではあったけれど、スーパーフライ級はもっと強いチャンピオンがいるし、階級を上げてきた中谷選手もいる。この群雄割拠の階級で井岡選手、田中選手、中谷選手と日本の強い選手たちが最前線で戦っていくのが観られるのは贅沢なことだ。