鎌倉殿

今年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が今日で終わる。毎回大河ドラマを観るわけではないけれど、今年は脚本が三谷幸喜さんなので観てきた。「真田丸」が面白かったので、かなり期待値が高かった。

鎌倉時代なんて社会の授業で習った時は源氏が勝って頼朝が鎌倉幕府を開いた。と、言うくらいしか覚えていないしドラマで語られることも少ないので馴染みがなかったけれど、ほとんど身内で殺し合うマフィアの抗争みたいな世界で驚いた。

主人公の北条義時がドンドン悪くなっていってなかなか気持ち良く観られる話ではなくなった。ただそれでもやはり面白い。

今日の最終回は三谷幸喜さん自身がスゴイ最終回の脚本が書けた、と語っているほどなので予想を超える展開が待っているのだと思う。事前にハードルを上げてもそれを上回る自信があるのだろう。心してみようと思う。

子供の頃は結構民放のゴールデンタイムで時代劇が放送されていた。遠山の金さん、暴れん坊将軍、水戸黄門、僕がよく観ていたのは「三匹が切る」だった。ただどれも勧善懲悪でドラマのパターンも決まっているヒーロー物の娯楽だった。時代の流れで演歌と共に時代劇も放送が減っていった。小学校までは観ていた時代劇も中学に入ると観なくなったのを覚えている。大河ドラマも時代劇の位置づけだったから観たこともなかった。

それが自分も中年になってくると結構時代劇も面白く観られるようにまたなってくるから不思議だ。ちょっと教養を手軽に求める欲も混じってはいるけれど。