仮面ライダー

今週の金曜日から公開される映画シン・仮面ライダー。
調べてみるとこの映画はシン・ウルトラマンと違って監督も庵野秀明さんがやっているそうだ。

だとするとウルトラマンよりもこだわりが強く出た作品になるだろうし、予告動画も平成や令和の仮面ライダーと違ってよりレトロでアナログな感じに作っているように見える。

子供の頃は何となく仮面ライダーを観ていて単なるヒーロー物の特撮だと思っていたけれど、そもそも仮面ライダーは悪の組織ショッカーに改造されたバッタの改造人間だ。なので自我が残らなかったなら怪人バッタ人間として人を襲っていたはずの存在だった。

最近まで気が付かなかったのだが、あの格好いい仮面ライダーに変身するのであれが変身後の姿だと思いがちだけど本当は怪人バッタ人間になった醜い姿を隠すためにあのヘルメットをしていて仮面の下は怪人クモ男のようにバッタ男の顔になっている。

こんな設定は子供が観る特撮だから作中説明もされないし、普通にあの格好いいのが仮面ライダーだと誤認するように作っている。ただ初代の仮面ライダーはよく観ると仮面の下に薄っすらと怪人の顔があるように見えるらしい。

あの頃は子供のものだったけれど、設定的には大人も観られる悲しいストーリーになっているわけだ。

今回の映画は恐らくそういう大人のストーリーの部分に踏み込んだものになるのだろうと思う。
大ヒットするかどうかは分からないが。