気合

めでたくイタリア戦に勝利して準決勝進出した日本代表。やはりメジャーリーガーも招集しての代表戦は盛り上がる。

昨日は大谷選手もダルビッシュ選手も投げて、しかも相当に気合が入っていた。大谷選手は投げる度にテニスのシャラポア選手のような声が出ていた。これは初めて観る光景だった。ダルビッシュ選手も１回を抑えた後吠えていたと思う。

気合が入っていて格好いいとは思うけれど、２人の投球自体は何となく危なっかしい感じはあった。気合は強すぎると身体の緊張は増すのだと思う。この少しの力みが感覚を少し狂わす。それがコントロールに出たり、球の回転数に出るのではないか？いい球も要所要所ではあったけれど、球が荒れることもあったし、変化球の変化が小さく感じるものもあった。
打者だったら力みは振り遅れにも繋がるだろうし、バットを出す角度も感覚的にズレたりするだろう。

だから平常心が大事なのだ。

とは言え、野球の世界一を決める代表戦でなかなか力まずにはいられないだろう。
あのイチロー選手ですらスランプに陥ったのだから。

ただ今回はチームの中に調子のいい誰かが常にいるので、結構そこから勢いに乗って勝ち切っている。
今回のWBCはとにかく面白い。