中東

ウクライナとロシアの戦争状態は緩衝地帯の取り合い。
反ロシア連合のNATOにウクライナが入ってしまうとNATO諸国とロシアが直接隣り合ってしまうので、それを阻止したいということだと理解している。

似たような立ち位置の国として北朝鮮がある。もしも北朝鮮を韓国が吸収するようなことになると米軍が駐留している国とロシア、中国が直接隣り合ってしまうことになる。そうなるのが困るので中国、ロシアがなんだかんだ北朝鮮が存続するように支援している。

今回は中東のイスラエルでの戦争状態ではあるけれど、アジアも常に危うさは秘めている。

ハマスとイスラエルに関しては聖地の取り合い。聖地エルサレムを巡ってこれまでも幾度となく争いが繰り返されている。ハマスはイスラム教過激組織でイスラエルはユダヤ系国家だから、これは宗教対立でもあり、アラブ系とユダヤ人の民族対立でもある。

ここの危険性はイスラムの過激派自体は世界でそんなに人数はいないと思うけれど、イスラム教で括るととんでもない人数が信仰している。いわゆる一般のイスラム教徒の人たちも巻き込む形になるとかなりこじれる可能性がある。

ユダヤ人もそう多くはないと思うけれど、ロックフェラー然り、ビル・ゲイツ然りで莫大な経済力を持った民族でアインシュタインが出たように知力も相当に高い。経済力、技術、知力があるだけにこっちはこっちでこじれるとマズイ。

日本からすると遠い中東ではあるけれど、ここをきっかけに世界が二つに分かれて大戦に発展する危うさがあると思う。細かくみていくともっと様々な事情や背景があるのだろうけれど、ざっくり考えるとこういうことかなぁ、と思う。