vivant2

VIVANTが最終回だった。
過去最高のドラマだったかもしれない。

地下資源の権利問題は半沢モードで解決して、テントのリーダーであるベキは公安に引き渡しで組織は解体。
これで十分きれいな終わり方だったのだが、そこからもうひと展開あった。日本でのベキ脱走と公安の裏切り者が判明、という衝撃展開。

ベキが個人の復讐を遂げようとする場面に主人公の乃木が現れて実の父であるベキと側近を撃つ。

色々と解釈できる幅を残し、伏線も全ては解決しないで最終回は終了した。これはこれでキレイに終わったと思う。

個人的な解釈では乃木は心臓の急所を外して撃っていて、やはり公安に治療依頼と身柄の引き渡しをしてあると思う。公には焼身自殺として処理するために家ごと焼いた。公安が元副幹事長の芸術品を移した報告をしているので火をつけたのは公安だろう。
ただ、最終回までは公安野崎は第2の主人公的な人物で正義の人だと思っていたけれど、ジャミーンが懐かない点と乃木との電話の後の邪悪な笑い方から何か裏がありそうな雰囲気がある。野崎に関してはドラマではその生い立ちは深堀されなかった。

あとドラマ内で3回も出てくるお赤飯をおいしく頂くシーンは何だったのだろう?結構な時間を使ってお赤飯シーンは撮られていると思うのだが。

と、色々とすっきりしない点もあるし福澤監督は第3部までは考えて撮っているそうなので、このまま人気が続いてすっきり完結するまでいってほしい。

ただ仮にこれで終わりでもスゴイドラマだったことには変わりはない。