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浮力

赤ちゃんを観ると身体がパンパンに膨らんでいて水分が多いのが分かる。大きくなるにつれ水分の割合は下がっていく。

同じ年齢でも体中が凝り固まっている人と柔らかい人では水分比率は同じかもしれないが分布が異なるはずだ。
凝っているところ、固まっているところは水分が少ない。なので身体中が柔らかい人は比較的満遍なく水分がいきわたっていると考えられる。
逆にカタい人は水分分布に偏りが出てくる。

身体の中が満遍なく水で満たされているとすると、臓器や骨には体内で浮力が働くだろう。そうなると身体の各組織への負担は減るし、体重は同じでも身体が軽いとか重いとか、という実感も変わるのではないだろうか。

身体の色々なところに指を突っ込んでズブズブ入って行けば水分は多いし、骨がないところなのにカタくて撥ね返されるならそこの水分は少なく浮力も働かない場所ということになる。

だからなるべく身体全体が水袋のようになるように、ということは体内にも優しい状態になる。