ポキポキ

子供の頃はあまり鳴らない身体のポキポキ音。

昔は骨が鳴っているとか言われていたけれど、今は関節包内の気泡が弾ける音だと言われている。恐らく違う新説はまだ出ていないと思う。

ただ音の原因はともかく鳴らないに越したことはない。組織が固くなってくると音が鳴るようになってくる。北斗の拳の拳ポキポキは憧れたものだけど、子供だったからまだ組織が柔らかくて鳴らなかったのを覚えている。

段々歳を重ねると膝のポキポキ、背骨のポキポキ、首のポキポキ、肩のポキポキと内なる音が賑やかになる。しゃがんでも振り向いても腕を挙げてもポキポキポキポキ鳴るようになってくる。しまいには呼吸しててもポキポキ鳴る。

音が鳴るからと言ってその箇所が痛いとも限らないので、そういうものだと流している人も多いだろうけれど、音が鳴ることで固まりつつある場所が分かるということでもあるのでこれは活用するべきだと思う。

肩でポキポキ鳴るなら肩甲骨を大きく回すようにしたり、膝が鳴るなら膝裏を伸ばしたりできる。
続けるうちに音が鳴らなくなってくればそれは良い傾向だとわかる。

身体の問題を伝えるために痛みや痺れで伝えてくる場合もあるけれど、音で伝えてくれるのはストレスがなくてありがたい。