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子供が歩くとパタパタ音が鳴る。
力を抜いたまま歩いたり走ったりするから。

となると大人はある程度緊張したまま歩いていることになる。
パタパタならないのは制御しながら脚を使って足首が曲がった状態で踵から着地するから。なんとなく大人がパタパタ歩いていると恥ずかしいのでいつの間にか皆そうやって歩く。
その内緊張したまま歩く癖がつく。

大人になってからも力を抜いて脚がポーンと前に振りだされてその足がそのまま落ちるとパタッと音がする。太ももに緊張する癖があるのでポーンと振り出すと神経が混乱して太ももが左右にブルブルっと震えたりする。素直にまっすぐ振り出せない。

野口体操の野口三千三さんが確か「ペタペタ歩く」という表現をされていたと思うが、素直に力を抜いて歩く、ということなのかもしれない。

スワイショウの脱力して腕を振る感覚を脚でやる感じもある。

人は無意識に気を付けて歩いている。