歩く一足。
脚の重みと遠心力で関節にスペースを作りたい。
腕なら肩関節、肩甲骨。
肩も股も球関節だからあらゆる方向に対してのスペースが欲しい。あそびが欲しい。
股関節が引っ張られる方向に少し動きがあるとそれが伸びになる。
ボクサーのジャブは力まず打ってジャブの距離を伸ばす。
もっともっと脱力して腸骨と仙骨の間のあそび、仙骨と腰椎のあそび。連動して伸びていく。
猫の歩きは筋肉の収縮で歩いている感じがしない。力み感がないのはやはり連動と各パーツのスペースが伸びてヌルヌル動くが故だろう。
有酸素運動の為に歩くとか、足腰を鍛える為に歩くとか歩く狙いは色々あろうけれど、僕は長らくスペースを広げる為に歩いている気がする。
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